[温泉]元旅行会社社員の徒然日記[旅行]

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北海道 長沼町 ながぬま温泉

じゃらんに投稿した☆・・・5

本音で評価するなら☆・・・4

 

今回は長沼町にあるながぬま温泉の紹介です。

今回も写真なし(一部除く)なのでウェブサイトをご覧ください。

www.naganuma-onsen.com

本題に入る前に、なぜ「ながぬま温泉」とひらがなと漢字混在の命名をするのか分かりません。冒頭の文のように

今回は長沼町にあるながぬま温泉の紹介です。

という文章では「ながぬま温泉」と(わざわざ、手間をかけて)鍵括弧で括ってやらないと文字列が埋没してしまいます。

今回は長沼町にある長沼温泉の紹介です。

このように長沼温泉と漢字のみの表記ならこのような手間はありません。

さて、本題に入りましょう。ここは日帰り利用をメインとした宿泊施設です。あまりにも日帰り利用が多いので、宿泊業は片手間のような印象です。

ここのキーワードは「100円玉」です。何をするにも100円玉が必要です。靴を脱いでロッカーに入れますが、そこで100円玉が必要です。返却式なので帰りに100円玉は戻ってきます。

ウェブサイトの順番通り、まず温泉から紹介しましょう。

www.naganuma-onsen.com

脱衣場で100円玉が必要です。ロッカーの鍵を閉めるためです。100円玉を用意するのが面倒なのか、鍵をかけずに使う人も多いです。ロッカーが空いていると思ったら、野郎の服が脱ぎ捨ててあった・・・というのはいつものことです。

ながぬま温泉は毎分1150Lの源泉を加温加水せずに源泉かけ流しで使用しています。これは大変貴重なことです。日帰り利用客が多い施設=利用者が多い施設では衛生管理をしやすくするため、安易に循環機器を付けて塩素を入れることがよくあります。しかし、ながぬま温泉はそうしません。

泉質は塩化物強塩泉ということで海水よりもヒリヒリするような温泉です。近隣の北村温泉、しんしのつ温泉と同様の泉質です。また、それらと同様にお湯は黄土色の濁りがあります。

湯量が多いため、広い浴槽でも変なぬるさがありません。もちろん、ぬるい湯が好みの方向けにぬるい浴槽もあります。しかし、3人も入れば後から入るのを躊躇う広さです。常に空きを狙う必要があります。ジェット水流を発生させる浴槽もありますが、これだけ構造上循環です。そうでなければどこからジェット水流を発生させるのか、ということになりますからね・・・。もちろんドバドバと新しい湯が入っていますので心配ありません。塩素投入もなしです。ちなみに朝はジェット水流の稼働はありません。

露天風呂は眺望こそありませんが(周りは男女浴槽を隔てる壁、内風呂とを隔てる壁、目隠しの木)、空が見えるのはありがたいです。夜は男女浴槽を隔てる壁の近くにある電撃殺虫器が稼働します。虫が触れる度にバチバチと音と激しい閃光が出ます。

続いて客室の紹介です。

www.naganuma-onsen.com

客室は本館と別館に分かれます。本館はトイレ付の部屋で普通の旅館のような雰囲気、別館はトイレなしの部屋で独房・・・いや、合宿所のような雰囲気です。なぜ独房合宿所なのか。それは部屋のドアの一部が透明なガラスで、部屋の中が丸見えだからです。襖を閉めずに部屋を出ると廊下から部屋の中を覗かれます。本館別館どちらも一番狭い部屋は6畳ですが、本館の部屋は広縁が広い関係で同じ6畳でも広く見えます。

www.naganuma-onsen.com

上記のリンクに館内案内図があります。別館の10~13号に割当たると悲惨です。夜22時まで日帰り客が部屋の前を風呂にトイレにゲームコーナーにと行き交います。

さて、ここには別棟ですがジンギスカンを出すレストランがあります。宿泊プランによっては、そこでジンギスカン食べ放題(90分)が付くものもあります。

この前泊まった時に利用してきました。

外観

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ジンギスカン棟外観

席は2階に用意してありました。野外ステージが見えます。

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野外ステージ

北海道らしい木々・・・

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北海道らしい木々・・・

肝心の肉(野菜も)です。これに加えて豚バラと鶏、白米(漬物付き)も食べ放題でした。

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肉(+野菜)

食べ終わると日が沈んで長沼町に夜がやってきました。

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1日が終わる・・・

控えめに言って最高でした。正直、豚と鶏はどこでも食べられるので頼まなくても良いでしょう。また、白米を頼むとお腹が膨れますのでジンギスカンを食べ続けた方が満足します。

ジンギスカン以外にもプランはあります。また、朝食はバイキングです。敷地内にある豆腐屋がながぬま温泉の源泉を隠し味に使った源泉豆腐など、美味しいメニューが並びます。

www.naganuma-onsen.com

これだけ充実していて満足度も高いのにアクセスが良好すぎます。

www.naganuma-onsen.com

宿泊プランはながぬま温泉公式サイトからの予約が最安です。

www.jhpds.net

と言いつつ、私はポイントを考慮するのでじゃらんで予約しますが・・・。

最後にじゃらんに投稿した口コミを見てみましょう。

日帰りでかなりにぎわう宿でしたが、一応(客が守るかは別として)宿泊者専用駐車場が用意されていたのは良かったです。靴は100円玉リターン式のロッカーに入れ、館内は素足で歩けますが・・・スリッパを用意した方が良いと思います。部屋は別館だったため、かなり歩きましたが若いので気にしません。それよりも部屋のドアにあるガラス窓が気になります。完全に部屋の中のふすまを閉めないと中が丸見えです。また、部屋の中に昆虫が2匹いました(カーテンに1匹、冷蔵庫前に1匹)。令和の時代に随分とおおらかなだなという印象です。しかし、ここではけしてマイナスにならないのが魅力です。ゲームコーナーのレトロさもあいまって良い意味で「こんな感じでしょ」と思わせてくれます。大浴場も100円玉リターン式のロッカーですので、お金を忘れると「部屋まで取りに戻る」か「あきらめて鍵がかからないまま使う」かを選択しなければなりません。もし100円玉が無くても500円玉か1000円札があれば、ゲームコーナーの両替機で両替できます。1000円札を入れたら令和2年の綺麗な100円玉が10枚でびっくりでした。トイレは宿泊階など、多くで男女共用でしょうか。男性用の便器があったので、少なくとも私は間違っていなかったということになりますが・・・。朝食はかなり良かったです。営業時間が合えば源泉豆腐、買って帰りたかったですね・・・。ゆっくりされたい方は日帰り客が帰った後(22時)に温泉に入ることをおススメします。19時前は芋洗い状態でしたから。新千歳空港、札幌からも近くてリーズナブル、良い温泉とリピート間違いなしの宿です。また利用します。

これは初回宿泊時ですね。誇張なしで18~20時は芋洗い状態になるので、そこを避けた方が無難です。日帰り客が帰る22時以降なら貸切状態になることもよくあります。翌朝、日帰り客がいない中で北海道の空気を感じながら入る朝風呂は最高です。

この値段でジンギスカン食べ放題で千歳に近くて源泉かけ流しの温泉があるだけで満足です。ジンギスカンは別棟の2階で食べます。日がある時間に予約すると2階から景色を眺めながらジンギスカンを食べられます。肉の匂いに釣られて虫が1匹飛んでいましたが、これは致し方ありません。虫といえば露天風呂には電撃殺虫器があるため、利用客が気になるようなことはありません。続いて気になったところです。部屋はとても狭いというほどではないですが、2人で6畳は狭いです。せめて2人で8畳の部屋をジンギスカン食べ放題で選べたら・・・(他のプランでは選択出来ましたが、ジンギスカン食べ放題プランでは選べませんでした。)100円返却式のロッカーですが、100円が手元にないのか鍵を閉めないで利用する客が多いです。100円返却式ではなく、通常のロッカーにしても良いと思います。(ロッカー占有問題が出そうですが・・・)古い施設なりに綺麗に保たれています。ジンギスカンを食べにまた伺います。

はい、野郎2人で6畳は事案なんですよ。ジンギスカンから帰った後、部屋に布団がびっちり隣り合わせで敷かれていたときはどうしようかと思いました。(間に机を入れて隔離に成功)

100円玉を入れる方式はどうにかしてほしいですよね。他人のロッカーを開けたくはありません。この時、口コミに書き忘れましたが朝食時に卓上の醤油が酸化していました。酸っぱくて酸っぱくて納豆や豆腐にかけたら食えなくなることは明白でした。仕方なく、味噌汁の具材として用意してあった葱を取ってきて代用としましたが・・・。友人と一緒でなければ「この醤油で納豆や豆腐を食べたいと思うか。そもそも醤油の味を確認して問題ないとして出しているのか(=この味で問題ないとしているなら客を侮りすぎだ、という含蓄)」と従業員にお気持ちを表明していたことでしょう。誰かが言わなければ、他の人が同じように酷い目に遭ってしまいます。苦情を言ってやる方が親切なのです。この経験から「宿泊時に食事をレストランで取る時は自前の醤油を持っていく」と決めましたが、何せ慣れていないのでよく忘れます。

 

今回は以上です。醤油の一つくらいすぐに交換してもらえるでしょうから、醤油問題を抜きにしても再訪したい宿です。