[信玄の隠し湯]山梨 下部温泉 裕貴屋旅館宿泊記①[重要文化財の宿]
皆さんは下部温泉をご存知ですか?
武田信玄が戦の傷を癒したことで有名な静かな温泉地です。信玄の隠し湯とも呼ばれます。
その中でも重要文化財に指定されている旅館に泊まってきました!
では、早速新宿駅からスタートです!
新宿駅~下部温泉駅
新宿駅ー8:30発
8時ちょうどのあずさ2号で~私は私はあなたから旅立ち~ます~
現在、新宿8時ちょうどはスーパーあずさ5号(2019年3月ダイヤ改正からはあずさ5号)なので、2号ではありません。というのも、この曲が発表された当時は始発駅の発車順に号数を振る方式でした。しかし、翌年の下期ダイヤ改正で上りは偶数、下りは奇数と号数の振り方が変更されてしまいました。あっという間に幻のあずさ2号となってしまったのです。
さらに途中駅ながら復活した(大月駅)8時ちょうどの(松本発新宿行き)あずさ2号も、今度のダイヤ改正で大月駅を通過することになり消滅・・・。
なんとも不憫なあずさ2号です。
そんなことはさておき、8:30発はあずさ7号です。
3月16日のダイヤ改正で定期運用を離脱するE257系という車両です。21世紀に登場した車両ですが、特急踊り子号で使用されている古い車両を置き換えるため、改造を受けて投入されるとのことです。
絵柄入りのマークとアルファベット主体のマークが交互に表示されます。
増結できるように片側(新宿側)は顔が違います。
車体には武田家の家紋をイメージしたマークが配されていておしゃれです。
シートにも同じマークが配されています。
リクライニングだけではなく座面もスライドし、よりゆったりできる仕様です。が、さすがに製造から14〜18年経っているだけあってくたびれた感じがします。
発車まで5分となった8:25、ようやく友人が現れました。列車の中で合流です。
列車は定刻に新宿を出発し、山梨方面へ軽快に走りだしました。
さて、3月のダイヤ改正では親しまれたコレも引退します。
硬いと話題のスジャータのアイスです。
乳脂肪分が多いため、硬いアイスになるそうです。以前、新幹線で食べた時のように、表面に傷もつかないような硬さを期待していたのですが、案外やわらかい・・・。車内販売のワゴンと暖房で温度が上がってしまったのでしょうか・・・。
カーブを速く曲がるための特別な装置はついていませんが、アルミニウム合金の身軽な車体でスイスイと走ります。
甲府には10:16、定時での到着です。
甲府駅ー10:44発
甲府からは身延線に乗ります。身延線はJR東海の路線です。山梨県で東海と聞くと変に思われるかもしれませんが、身延線は富士まで行きます。特急は足を延ばして静岡まで行きます。2019年3月10日16:30に中部横断自動車道が延伸することを考えると、東海の色もなかなか濃いのです。
ほら、こんなに力入れていますよ。
工事が順調に進めば、2019年度中に南の区間(静岡県~山梨県)は全て開通するようです。
(NEXCO中日本ホームページより)
これで身延線はかなりの苦境に立たされると思います。甲府~富士は普通列車で約3時間、特急でも2時間弱はかかります。中部横断道は静岡・山梨・長野の三県を結ぶ重要な道路です。身延線も、新幹線や特急との乗り継ぎをアピールして生き永らえてほしいものです。
前置きが長くなりましたが、甲府からも特急です。
特急〔ワイドビュー〕ふじかわ6号が入ってきました。JR東海の特急列車でこの↓手のタイプの特急は〔ワイドビュー〕の愛称がついています。
3両編成とおよそ特急と呼ぶのにはふさわしくない両数ですが、ローカル特急なので仕方ありません。
それなりの座席で、窓側と通路側の肘掛けにテーブルが収納されています。
が、このテーブル、設計ミスなのか完全に入りきりません。写真でもわかるように、フタが少し浮きます。
これはいただけません。なんとも肘の居心地が悪いです。
連結部には4人掛けのボックス席があります。3両中、甲府寄りを除いた2両が自由席ですが、ここだけは指定席扱いです。
先ほどのテーブル以上にいただけないのがデッキです。この車両は通勤使用も考慮されてか、デッキがありません。正確には半分ほどしか仕切られておらず、夏場は熱気が冬場は冷気が入り込みます。静粛性の観点からも問題ありで、特急としてどうなのかとも思いますが・・・。
下部温泉駅ー11:28着
列車は11:28、定刻に下部温泉駅に到着しました。
ここで10分前に着く、下部温泉駅11:18発〔ワイドビュー〕ふじかわ3号甲府行きで富士方面から来たもう1人の友人と合流です。この前の八丁の湯宿泊記にもあったように、我々は現地集合大好きマンです。
八丁の湯って?という方はこちら↓
この友人は土日勤務もあるので、こうして泊りがけの旅行は実に5か月強ぶりです。
特急停車駅ですが無人駅です。切符は車掌が到着前、もしくは降りた後ホームで回収します。
裕貴屋
送迎
駅を出ると
「お待ちしておりました。〇〇様ですよね?」と老紳士の声が。
そうです。予約した宿の送迎です。
それにしてもよく私だと分かったな・・・と思ったら、予約時に年代を書いていました。
さて、案内された送迎車は・・・
いやいやいや!
これはロールス・ロイス社のシルヴァースパーじゃないですか!!!
※この前の記事に試乗記乗せました。
「え?なんでこんな陰キャ3人がロールス・ロイスに?」みたいな視線を感じながら車内へ。(半分ホント)
当たり前に左ハンドルですよね。
ギアはハンドル右側、日本車のウインカーレバーの位置にあり、そこを上下させることでPやRに入れます。4速ATなので、3速や2速指定でエンブレを効かせることもできます。SやLのアレですね。
5分ほどで着きます。
外観
良い雰囲気ですよ・・・。宮大工による木造3階建てです。
次回は裕貴屋の中へと入ります!