[温泉]元旅行会社社員の徒然日記[旅行]

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[天山湯治郷]箱根一の日帰り温泉[天山・一休]

箱根といえば温泉ですよね。

 

箱根は泉質が多様で温泉のデパートと呼ばれています。

www.hakonenavi.jp

 

 

箱根湯本について

湯本は箱根の中でも一番最初に開発され、最も有名と言っても過言ではないでしょう。

しかし、観光客が多くなればなるほど風呂は大きくなり、足りない湯量を補うために加水して循環ろ過装置を使いがちです。

加水すればするほど温泉は薄くなり、砂のフィルターを用いたろ過装置ではレジオネラ菌対策のために塩素消毒を行い、プールに浸かっているのと変わらなくなります。

湯量に見合わない必要以上の大きな風呂を作り、循環ろ過塩素消毒で老化した湯を提供することが「おもてなし」なのでしょうか?

 

私は違うと思います。

 

温泉資源を保護するなら施設を乱立させなければ良いのです。

湯量に見合う風呂の大きさ、施設の数で温泉を大切に使わないと上諏訪温泉のように枯渇の危機に瀕してしまいます。

 

天山湯治郷 ~湯本の救世主~

 

最近、源泉かけ流しを見つけることが難しくなってきた箱根湯本周辺で最高の日帰り温泉施設があります。

 

天山湯治郷です。

tenzan.jp

この施設の湯へのこだわりは半端ではありません。流行りの言葉で言うなら

天山半端ないって!

って感じでしょうか。

 

長くなりましたが天山湯治郷を見ていきましょう!

お断りしますが、天山湯治郷の施設内はスマホ禁止です。スマホをいじるどころか、風呂場で平気で電話する不届き者もいますが厳禁です。

写真が限られることをご理解ください。

 

天山湯治郷は全ての風呂に湯が貯め置きされることなくかけ流されています。

泉質を変化させない銀イオンで消毒するため塩素消毒なし、石鹸やシャンプーは界面活性剤不使用、加水して湯温を下げることなく熱交換器で適温にする、土日は髪の毛などのゴミ回収のため循環装置を作動させるも前述の理由で塩素消毒なし、という湯へのこだわりが半端ないです。

 

ではお待たせしました!

天山湯治郷にある2つの湯を見てみましょう。

 

天山湯治郷で選べる2つの湯 ①ひがな湯治 天山

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tenzan.jp

階段の踊り場横で入湯札を買います。

大人1300円、子供650円です。

平日のみ後述する一休へのはしご券をプラス100円で販売、もう一度天山へ戻る場合はさらにプラス300円です。

さらに階段を上って石畳になると施設内です。何度も言いますが撮影どころかスマホ使用も禁止です。世捨て人になる場所ですから、俗世を持ち込まないでください。

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(公式ホームページより)

 

入口のドアを開けると靴を脱いで下足箱へ入れます。入湯札はその後でフロントへ渡します。

 

タオルを買いたい時はこの時に買いましょう。タオルのレンタルはありません。使用済みのタオルが放置され、トラブルになるのを防ぐために廃止されたようです。

 

通路を抜けて階段を下ると番台があり、浴衣を500円で借りることができます。ゆっくりしたい人は是非借りましょう。

 

番台の右手が男湯、左手が女湯です。

脱衣場には貴重品ロッカーもあります。無料です。

 

私は女湯に入れませんので、男湯のみの紹介になりますのでご了承ください。

 

男湯の場合、脱衣場を抜けて目の前の岩風呂は水風呂です。間違っても真冬に飛び込んではいけません。

 

脱衣場を抜けて右手の屋根下はシャワー付きの洗い場、左手の屋根下はカランのみの洗い場です。

シャワー付きの洗い場近くの漆塗りの風呂は43度と一番熱い湯で、上がり湯として最後に入る湯です。冬は外気温とも相まって想像以上に熱すぎるので気をつけてください。

 

漆塗りの風呂に隣接する風呂は37〜38度ほどのぬる湯です。無限に入っていられる快適さと小ささで混雑必至です。横に3人並んで入ればいっぱいになってしまいます。

 

他にも4つ岩風呂があり、奥や上にある風呂が熱いので気をつけてください。

 

男湯のみ塩が置いてあります。身体に塗り込みサウナに入ります。

9時から営業ですが、休日は10時過ぎには満車状態になります。早めに行きましょう。

食事処、休憩スペース、貸座敷もあるのですが、あまり混むと困りますのでこの辺りで…。

 

天山湯治郷で選べる2つの湯 ②かよい湯治 一休

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ここも階段を上って施設前で入湯札を買います。

大人1100円、子供650円です。

平日のみ前述した天山へのはしご券をプラス300円で販売しています。

下足箱のシステムもおよそ一緒です。

 

通路を通り手前が女湯、奥が男湯です。

ここは脱衣場と風呂の境がありません。脱衣場からすぐに風呂へ行けます。脱衣場というより脱衣スペースです。

 

シャワー付きの洗い場はありません。カランの洗い場のみです。

マイナーな施設なのか食事処がないためなのか、天山よりも空いています。

風呂のみのシンプルな施設ですが、圧倒的湯量でガンガン押してくる素晴らしい施設です。

 

天山湯治郷へのアクセス

バスなら箱根湯本駅から箱根登山バス旧街道線(アルファベットK)で奥湯本入口下車です。230円です。

100円シャトルバスもあります。Bコース早雲通り線に乗って天山湯治郷で降りてください。朝は便がありませんので路線バスをご利用ください。

タクシーの場合は箱根湯本駅前の乗り場から1000円ほどです。

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一日過ごせる素晴らしい日帰り温泉施設で、一日湯治を楽しんでください!